OSI参照モデル
OSI参照モデルとは、
ISOが作った、プロトコルスタックのことで、現在は使用されていないが、基礎的な考え方として残っているため、理解しておく必要がある。
OSI参照モデルは、
次の様な階層に分けられている。
7アプリケーション層
6プレゼンテーション層
5セッション層
1物理層
振ってある番号はレイヤ(階層)を意味します。
各階層で使用されるプロトコルは複数あり、それぞれに役割がある。
データを送りたいな、
と思ってから送信して受信に至るまでに次の様なフローを辿る。
データをL7からL6、L5、L4、L3、L2、L1の順で階層を通ることによって、
各階層でルールの情報を付随させる作業を行う。
このルールの情報をヘッダといい、
また、L2では、ヘッダとは別にトレーラという情報も付随される。
トレーラとは、これまで、L7〜3までのデータにエラーが無いかをチェックするための情報が入っている。
この様に、
階層ごとにヘッダ、そしてL2ではトレーラを付けていく作業をカプセル化という。
カプセル化が行われてやっと送信できる状態になる。
そしてデータが受信されてから開封するまでに
カプセル化したデータを
カプセルから取り出す作業を行う必要がある。
このカプセルからデータを取り出す作業を非カプセル化を言う。
具体的には、まず、トレーラによりデータの破損やエラーが無いかをチェックし、
問題がなければトレーラを破棄する、
そして同じ様に各階層で付随されたヘッダもチェックと破棄を繰り返し、
最終的には元のデータのみの状態となる。