まだ気は抜けないけど。
まだ気は抜けないけど、あとは手続きをして就活は終了といったところまで来た。
1ヶ月かかったけど、こんな感じでしっかりとした就職活動をすることは初めてだったので、不安もあったが、楽しめたと思う。
何より、普段自分がなんとなく生きているんだな、と言うことがすごくわかった1ヶ月だった。
面接では、自分のこれまでの経歴を踏まえて自己紹介する。
当然なんだけど、そう言ったことから人物を評価し、採用不採用を人事の人は決めるわけで。
ただ、今までの飲食店では、人手不足というのもあって、面接というのはほとんど形式的に存在するだけで、一度も落ちたことなんてなくて、むしろ、常識ある人物だと判断されれば、どこの店舗も人は欲しいから即採用が当たり前。
有名店や高級店なんかは違うと思うけど、他の業界に比べれば、当然そのハードルも低い。
そんなわけで、今まで就活の準備といえば必要書類を揃えて、時間通りに会場に足を運ぶことだったが、普通はそうはいかない。
しっかりと自分を表現しなければならないし、
それまで自分がしてきたことは、自分に生かすことができているのだろうか?
どういった目的を持ってこれから生きていくのか?
自分ができることはなんだろうか?
自分とは一体どういう人物なのだろうか?
など、多角的に自分自身を見つめ直す機会を与えてくれた。
私にとって就職活動をしていた期間は、そう言った、ある種当たり前だけど、はっきりと向き合うことのない自分自身と向き合うことになった期間だった。
しっかりと自分自身のことを整理したことで、自分の歩む道がすっきりとしたと思う。
取捨選択のポイントをはっきりさせることで、淀みなく自分の歩むべき道が進める。
これからの人生が楽しみでならない32歳の冬でした。